コミュニケーションの取り方
営業先で成果を生むコミュニケーションの取り方について、営業コーチングでは営業の段階に応じた顧客との応対について考えます。
ステップ1 初期営業〜会社に対する壁を取り除く〜

![]()
営業に行っても、残念ながら“いいところに来たね”といわれるケースはまれです。名前の知られた大手企業でもなければ、「この会社どんな会社だろう」「大丈夫かな?」といった警戒心を御社に対してもたれます。
会社のよい部分・得意な部分を前面に押し出してアピールし、悪い部分にはあまり触れないようにしましょう。「本年、創業○年周年を迎え…」「○の実績をもち…」など、具体的な特長を説明し、会社に対する安心感を相手に植え付けます。大企業でもときおり実施するのがよいでしょう。
ステップ2 初期営業〜部門に対する壁を取り除く〜
![]()
会社に対する壁を取り除いたあとは、あなたの所属する部門・部署に対して信頼を得る必要があります。せっかく会社に安心感をもたせても、部門が信頼されなければ成約には結びつきません。
社内でのポジショニング、これまでの実績などを紹介し、あなたの部署が組織としてしっかり仕事ができる、お客様のニーズに的確に応えられることを説明していきましょう。
ステップ3 初期営業〜人間としての信頼感を得る〜

![]()
会社、部門に対する信用と同じくらい大事なのが、あなた自身に対する信頼です。初対面ならば少し積極的にアピールし、「こいつ信用できるかな?」といった不信感を取り除きましょう。しかし、その際の言動にも注意が必要です。自分のことだけを話したり、買っもらって当然みたいな言い方をしたりしてはいけません。相手のニーズもしっかり聞き、「○○が改善できます」といった具体的なメリットを説明してください。
既存客ならば、親近感と礼儀のバランスが重要です。「先日の○○はありがとうございました」「お手間は取らせません。少しだけお時間をいただけませんか」など、小さな配慮を欠かさないようにしましょう。
ステップ4 中間営業
![]()
契約に向けた打ち合わせが始まったとしても、お客様は「うまく説得されているだけなのかな?」と不安に思う場合もあります。「本当によい商品だ」と思われるよう、以下の点に注意してください。
宣伝ではない広い情報の提供
自社PRから一歩進めて、検討商品の他社情報・市場動向・相場金額などを上手に提供できること。
自分たちは業界のプロだということを相手に意識させる
お客様のニーズに似た、これまでの運用・事例・経験値などを紹介すること。
相手のことを真剣に考える姿勢
相手の情報・課題を入手し、単なる自社PRから一歩進め相手の問題解決(ソリューション営業)を図る。
相手に忘れさせない工夫
近くに訪れた際に顔を出す、メールを上手に活用するなど、常に相手の意識の片隅に自社を置かせるようにする。
ステップ5 クロージング〜導入〜

![]()
説明もうまくいき、あとは契約・納品するだけ、という段階で問題発生! よくあるパターンです。その際は素早い対応とともに、お客様がアクションを起こしやすい提案が必要です。
対応例
顧客 |
![]() |
御社 |
「まだ納期は先だし、もう少し検討させて」 |
「納期に少し時間がかかります。ぜひ早めに制作の打ち合わせを」 |
ステップ6 クロージング〜導入から継続へ〜
![]()
新規開拓より既存顧客からリピートを取る方が簡単です。トラブルが発生したときには、誠意を尽くして対応し、信頼をなくさないようにしましょう。
ワンポイント アドバイス
例えば、同じシステムの営業トークでも折衝先によってポイントを変えましょう。
設計事務所や情報システム課などの設計・仕様検討部門
IT・ICTなどの斬新性、経歴・事例、安定性、コストなどがポイント。
施主・運用管理者・実際に使う人
運用ノウハウ、使い勝手、利用者などの利便性などがポイント。
代理店や特約店
タイアップのメリット、WIN−WINの関係が築けるかなどがポイント。




